左目から見た世界

好きに生きるわ。

夫の仕事 2

前回の続き……の前に言わせてください。


夫が激務すぎる。


いや~よくも人の旦那をここまで働かせてくれるわね。なんて言ってしまいそうなほど、働いているんじゃなくて働かされています、うちの夫。
働いているところを実際に見たこともない私は、夫がどれだけ大変でどれだけ頑張っているかを、完全に理解はできないのだが。
でも、顔を見れば分かるよ。当に限界を超えて無茶苦茶頑張っていること。
こういうとき、世の奥さんたちはどうしているんでしょうね。
心配する?
口を出す?
文句を言う?
応援する?

私はそのどれでもなく、ただ見ている。

過去にそれらをしなかったわけじゃない。
一応はした。
心配もした。
口も出した。
文句も言った。
応援は…………どうだろう。していただろうか?
でも、今はそれをやめて、ただ見ている。

心配しない。
口は出さない。
文句は…………出るときもあるけど、なるべく言わない。

それらは全部、何の役にも立っていなかったから。

心配しても夫は喜ばないし、口を出せば空気が悪くなる。
文句を言えばそれはさらに…………「仕事で疲れているんだ」って一番聞きたくない言葉を引き出してしまうだけ。

仕事は、夫の世界。
夫の居場所。
私が踏み入ることのない、関与することのできない、今の夫のもう一つの世界。
私は、関与しちゃ駄目なのだ。

でも、だからかどうしてか、私は夫が家に“仕事”を持ち込むのが嫌いだ。
私の関与してはいけない世界を家に持ち込むことが嫌いだ。
そうは言ったって、働いてもらわなきゃ困るし、夫が働いてくれるから今の生活ができていることも、頭では理解している。
分かっているけど、気持ちがついてきてくれない。
頭では分かっていたって、嫌なもんは嫌だ。
それが自分の正直な気持ちであるだけ。

“仕事”は、夫が職場から持ち帰る業務や資料、パソコンなどの機具のことではない。
仕事の悩みとか、ストレスとか、眉間に皺が寄った顔とか、「辛い、死ぬ」とか…………
そういうモノのこと。

妻として、黙って聞き手に回っていたら、自分がサンドバッグになっていることに気付いた。
夫にボコボコにされていることに気付いた。


 痛い…もうやめて


小さな自分が泣いてる。
心の中で泣いてる。
彼女には、「本当に辛いのは夫なんだよ」なんて正論を押し付けてはいけない。
どんなに正論を押し付けたって、それで傷は癒えない。
ますます傷が広がるだけだ。

夫の話の大半が、激務への愚痴とストレス。
夫の話を、私は肯定しないし否定もしない。
「そうか、そうなんだね」って言うだけ。
それを毎日繰り返してるだけ。

もっと、楽しい話がしたいなぁ。
楽しい話を聞かせてほしいなぁ。
笑ってくれないかな。
初めて会った頃は、面白い話をいっぱい聞かせてくれたのに。
笑顔も見せてくれたのに。
そう思っちゃ駄目なのかな?
望んじゃいけないのかな?

時間的にあまり会えないのは、別に寂しくない。
でも、ふたりで笑う時間を仕事に取られるのは、すごく寂しい……

仕事で疲れている夫に、笑い合える時間を望むことは、酷だそうだ。
周りを見る余裕がない、自分のことでいっぱいいっぱいだと、そう言われた。
こんなに忙しい中で、無理矢理時間を作っては、一緒に居る時間を作ったり、どこかに遊びに連れていったりしているのに、これ以上は無理、だと。

……確かにな。
忙しい中、構ってくれているのにな。

何が不満なんだろ、私。


ああ
気持ちを持て余してしまう。
自分の中で湧いた気持ちだ。
夫に頼るんじゃなく、自分で昇華しないと。

肉体的にも、精神的にも、夫は今 とても辛いのだ。
私がしっかりしなくてどうする。
彼がやっている仕事に関しては、何も手伝ってあげられない。
だから、せめて話くらいは聞いてあげて。
足を引っ張らないで。
責めるようなことも言わないであげて。
彼を押し潰すようなことはしないで。
見守っていてあげよう、私。

彼は今日も帰ってこない。
お疲れ、本当にお疲れ。
明日はごはん要るのかな。
少しは早く帰ってこられるのかな。
こんなことでいいんだろうか。
私のできることって。



にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな幸せのある暮らしへ
にほんブログ村
にほんブログ村 料理ブログ おうちごはんへ
にほんブログ村