今日もどこかで生きている

生まれてきてよかったと思える人生を。

今日もSNSのどこかでお会いしましょう。

寂しさの正体 2

当時の私の泣きっぷりは尋常じゃなかった。

狂ったように泣き叫ぶことしかできなかった。

自分に何が起きているのか分からなかった。

感情がコントロールできない。

泣き叫ぶのが止められない。

衝動が抑えられない。

普通じゃない。

私は今、普通の状態じゃない。

そう思っているのに自分が抑えられない。


私はカウンセリングを受けるべきか迷っていた。

そのことを夫に何度か相談した。

夫の答えはいつも

「行きたいなら行っておいで。」

だった。


「行くな」と言わないだけ優しいのかもしれない。

でも私は、その答えが帰ってくるたび打ちのめれた。

夫に優しくされることを、まだ期待していたから。


私のこと、まだ関心ある?

一緒に病院を探してくれる?

それを確かめたかったのかも。


夫は「行っていいよ」と言ってくれるけど、関わろうとはしてくれなかった。

「一緒に病院を探してほしい」とお願いすれば

「chiroのことなのになんで俺がそこまでしなきゃいけないんだ?」

と言われてショックを受けた。

「一緒に探してほしいなら、まずは病院のリストを作って、それを俺に見せるのが筋だろう。俺はカウンセリングとか精神病とか言われてもよく分からない。俺に分かるように説明してくれ。」

会社かよここは。

私はあんたのこと上司だと思ってないし認めてない。

こんな上司嫌だ。


私がこうなったの、自分には関係ないと本気で思っているようだ。

私一人が勝手に心を病んで

勝手に暴れて泣き叫んで

自分はいつだって、そんな私の被害者なんだな。



毎日発狂しっ放し。

私も夫も疲れ果てた。

夫が側にいなくても、気配を感じるだけで心臓が跳ねて泣き狂うようになった。



初めて会った頃のように、私に笑いかけて欲しかっただけ。


それがなんでこんなことになったんだろう。


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2014年4月 箱根 芦ノ湖周辺にて