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鶴見区防災講演会

鶴見駅サルビアホール4Fにて
鶴見区防災講演会に参加してきました。
今回は2人の講師による、「災害時に一番大事なトイレの話」「こんな支援が欲しい、災害時の女性の視点」をテーマとして震災時における防災のお話が繰り広げられます。

いただいたパンフレットによると、巨大地震の発生率は30年以内に70%とあります。
私たちはこの瞬間も、いつ災害に見舞われるか分かりません。
起きて欲しくはないものだけど、いざ起きてしまった時に備えて、今のうちに防災意識を高めておく必要があると私は思います。

さらにパンフレットによると、首都圏の地下で地震を引き起こすフィリピン海プレートの位置を従来より浅く設定したところ、首都圏は前年に比べて地震予測の確率が上がったそうです。
東京・新宿が26%→46%さいたま市30%→51%、横浜市は66%→78%に上昇
従来より浅く設定する意味がよく分からないけれど、横浜市民逃げてーな数値です。
で、まぁ、逃げられない(住処を変えられない)として。
こんなことを書いたら不安を煽るだけかもしれませんが、何も知らずに災害に見舞われるくらいなら来るものと思って知識や備えがあった方が心強くはないでしょうか。
少なくとも私はそう思います。
備えばっちりで災害が来ずに物資が無駄になったとしても、見舞われるよりはよっぽどいい。
これを機に、我が家の備えも見直すぞー。
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開演前のロビーの様子

主に震災時の携帯トイレや、トイレに関するグッズの販売がされていました。
私はちらと覗き込んだだけでここでは買いません。
震災グッズは私一人で決めず、夫と話し合ってから一緒に買いに行こうと思います。
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講演前の様子
ほぼ満席 約500名の防災意識の高い横浜市民が集まりました。
私もそのひとり。はっはっは。

講演内容の一つ、災害時におけるトイレ問題ですが
かなりショッキングな内容を写真とともに拝聴しました。
避難所や仮設トイレを使用しなければならないほどの震災に見舞われたとき、被災者が最も辛かったことが、トイレの衛生問題だったそうです。
地震で水道が機能しなくなり、トイレの水が流れないことに気づかないまま用を足してしまい、だからと言って出るものは待ってくれないので次の人がその上からさらに用を足す、それであっという間にトイレが最悪の状態となり、そんなトイレで用を足したくないために水を飲まず、食べず、体調を崩す人が後を絶たなかったそうです。
最悪それで亡くなった方もいるのだそう。
せっかく被災を免れて助かった命が、その後の避難所生活などで心身ともに疲労困憊し、命を落としている。
助かっても、その後も生きられる保障はない。
これはあまりにも重大なことだと思いました。

そしてもう一つ重大なことだと感じたのが、国民一人一人、私も含めてほとんどの人が、被災時においてあまりにも自立していないことです。
「震災が起きても、最低7日は自力で生き延びてみせる」
その思いで備えを万全にしている人が、どれくらいいるでしょうか?
人に頼るなという話ではないし、そういう時こそ助け合わなければ生き延びることも困難ですが、今この瞬間巨大地震がきたとして、助け「合える」人が一体どのくらいいるのでしょう?
約20年前の阪神淡路大震災の時も、5年前の東日本大震災の時も、必要な物資は何日経ってもなかなか届かなかったそうです。
その間被災された方たちは、十分な暖も食料も睡眠も取れず、大変苦しい時を過ごされたそうです。

日本はここ20年の間で、阪神淡路大震災東日本大震災という、大変な被害を出す震災に見舞われました。
ここまでの惨事を目の当たりにしておきながら何もせず、いざその時が来たら備えはありません、何も分かりません知識もありませんでは、日本人は馬鹿だと思われても仕方がないと思います。
ちなみに仮設トイレは数か月経っても行き届かなかった地域もあるそうなので、巨大な震災が起きた時はまず、すぐに支援は受けられないと思っていた方がいいかもしれません。
横浜では以前まで「3日分の水の確保を」と言われていましたが、今は「7日分は必要」と言われています。
つまりそれだけ、いざ震災が起きたらなかなか支援の手は回ってこないということなので、ようやく支援が回る7日までの間は自力で生き延びなければならないと思った方がいいと思います。

起きてほしくはないけど、起きてしまったらその中で私たちは生きねばなりません。
どうか一人でも多く助かってほしいから、災害時の知識を持った人たちが全国各地を飛び回り、講演会など開いてこうして呼びかけてくれています。
日常生活に支障が出るほど頑張らなくていい、でも自分でできることは自分で何とかしよう。
最低7日×家族分の携帯トイレの確保、レトルトや缶詰や長期保存できる保存食、水、下着、衛生用品、女性なら生理用品、男性なら髭剃り、足元を照らせるライト、などなど
今のうちに自力で備えられるものはたくさんあります。
余裕があれば、困っている人に手を差し伸べることだってできるでしょう。
助け「合い」は、自分の足で立てる者同士でないと成り立たないことを、今一度私は胸に刻み込もうと思います。
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鶴見区の災害時給水マップも要チェック

二人の講師と通訳さんに、大変貴重な話をありがとうございました。




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