私は、つくづく自分が「感覚で生きているんだなぁ」と思うことが、しばしばある。
例えば、「自分は幸せだ」と、無理して笑っている人。
“あ、嘘ついてるな” と、感覚で分かってしまうことがある。
忙しいのに「忙しくない」と余裕ぶっている人。
誰でも分かりやすいのは、怒っているのに「怒ってない」と言う人。
例えば、相手がそんな状況に陥っているとする。
その場合、私は放っとく。
関わらない。
助けない。
関わると、ろくなことがなかったからだ。
私は感覚で生きているためか、人のオーラに当てられやすい。
無理して笑っている人のそばにいると気が滅入るし、忙しい人のそばにいると自分も忙しくしなきゃいけない気がする。
……まぁ、何らかの形で不安になってしまうのだ。
ようやく見つけた自分すら見失ってしまうほどに。
心臓は正直だ。近づきたくない人のそばにいると、心拍数が早くなる。
まるで警戒音のようだ。
近づきたくない。
例えそれが友達でもだ。
自分を見失わせるような人には近づきたくない。
私は助けてやらない。
助けてやれない。
私は自分であること以外に余裕はない。
だから巻き込むな。
一人でやってくれ。
冷たいやつと思うなら思え。
私はこういうやつだ。
私は私がこういうやつだと知っている。
だから人にどう思われようと構わない。
だからお前に嫌われても構わない。
嫌なものは嫌なんだ。
私は、やっと見つけた自分を見失いたくない。
自分でいたい。
それだけなんだ。