この時の、不気味な物体についてお話しします。
そう、その白くて四角いやつね。手前じゃなくて奥の方ね。
これ、義実家に行ったとき、義母さんからもらいました。
義母さんの嫁入り道具だそうで、軽く見ても30年前の代物には違いない。
これは陶器で作られた、レンジオッケー、オーブンオッケー、直火オッケーの優秀な料理鍋らしいです。
うっかり存在を忘れていましたが、急に思い出して使ってみました。
「鯖缶を使ってみたかったの!」
これが切っ掛けだったのは間違いありません。
私のチャレンジャースイッチがオンしました。
「レトルトカレーを入れてみたの!」
この時の私は完全にどうかしていましたが、ハイなので何がどうおかしいか全く分かりません。
「ジャガイモとケバブを混ぜたの!」
意外と美味しかったですが、ケバブが思ったよりも辛かったです。
ケバブは缶詰を使いました。
マルハニチロ チキンケバブ
画像はお借りしています
しかし、ふと不安が過ります。
「私……本当にこれでいいの……?」
「なにを混ぜたし…………ホアッ!?」
目が覚めました。
「違う……いくら栄養が摂れるからって、見た目を犠牲にするのは違う!私が求めているのはこういうのじゃない!!」
完全に目を覚ました私は
キャベツを敷き詰めました。
やはりどこか、覚めていなかったのかもしれません。
「卵を入れたらたんぱく質も摂れちゃう~キャハッ☆」
恐ろしいことに、まだ道を踏み外していることに、私は気づいていないのです。
「あっねえねえ、しめじ植えてみようよしめじ」
そう言って30分、無心でキャベツの隙間にしめじを植えていく姿は、狂気の沙汰としか思えませんでした。
「しめじ植えんの大変だからささみにしよ!キャハッ」
この辺りで唐突に、現実に戻ります。
「なにやってんだろう私……?」
これがデータフォルダに残された、最後の写真です。
陶器鍋を、キャベツと魚肉ソーセージごと消し炭にしたところで目が覚めました。
今、この陶器鍋は、黒歴史ごと棚の奥に大切に仕舞われています。
PS 義母さんへ
鍋 返してもいいですか。
おまけ
後日の朝ごはん
やる気が感じられない(笑)
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