1時間半のカウンセリングが終わり、先生とこのまま真っ直ぐ帰ることを約束してからお別れしました。
すっきりしたけれど、すごく疲れていて、休みたくて神様にこうお願いしました。
「温かい珈琲が飲みたいです。休める喫茶店に連れてってください」
“神様”はすぐに聞き届けてくれました。
喫茶・軽食 修 さん。
お願いでもしなければ、気にも留めず過ぎ去っただろうに、神様は必要な時に必要なものを、ちゃんと与えてくれた。
だから迷う必要なんてない。
私はこちらで美味しい珈琲を頂くことに決めました。
珈琲代も、ちっとも惜しくないわ。
珈琲 350円
頭と足から力が抜けていきます。
疲れていたんだなぁ……と、思いました。
それこそ、いつから無理をしていたのだろう。
「逃げなさい、離れなさい」って言ってもらえたことがどんなに心に響いたか。
私は今までずっと、インナーチャイルドにどれほど無理をさせてきたのか。
一体どれだけ傷付いて
一体どれだけ泣かされて。
一体どれだけ余裕がなかったのだろう。
傷付く余裕も泣く余裕もないまま体だけが成長して
心が置き去りのままで
子供のまま成長が止まってしまってた。
二十歳になれば自動的に大人になるわけじゃなくて
二十歳までに、自立して社会で生きられるようになるのが理想なのよね、きっと。
私は、今回のカウンセリングを通して
今度こそ、大人になりたい。
本当の、大人になるの。
今度こそ成長して、体も心も安定した大人になりたい。
自立したいの。
ずっとずっとそれを望んでた。
本当の自立。
本当の自立は、「一人で生きられるようになること」じゃない。
「社会という大海原の中で、上手に生きていくこと」をいうのよ。
その“上手に生きていくこと”に、お手本もなければマニュアルもない。
自分らしく作り上げていくこと。
それが私の望む「自立」だ。
この日が来るのを夢見てた。
私はやっと飛び立てる。
誰にも邪魔されず 誰にも止められず
今度こそ本当に自由になるんだ。
