私が線をはっきり描かずにぼやかして描くのは、間違いを指摘されるのが怖かったから。
「その構図おかしいですよ」とか
「パーツ狂ってません?」とか
そういうこと言われるのが怖いからわざと下書きで終わらせてた。
完成したら、粗を探されると思ったから。
完成させない方が、言い訳できると思ったから。
絵を描くこと。私にとってそれはコンプレックスを刺激されるものだった。
自分の絵に、自分がいいと思うものに、自信がなかった。
でももう、批判されてもいいやと思った。
コンプレックスが強くてもいい。
好きに描こう。
大事なのは下手か上手いかじゃなくて
好きかどうか、でしょ。
今の自分が幸せかどうかは、絵を見れば分かる。