遠くから見る銀河渓
先ほど渡った手すりのない橋が、離れた場所から見ると景色の一部になっていることが分かります。
池に映る風景がまた美しい。
跨虹橋(ここうきょう)
こちら虹型の橋に見えますが、鑑賞用なので渡る構造にはなっていないそうです。
それを知らず渡ろうとして、「渡りにくい」と文句を言う人もいるのだとか(笑)
あまりにも渡りたがる人が多いから、注意書きをするのも諦めたそうな。
神様にお参りをする社
庭園の中に、田んぼ、茶畑、神社があって、もう少し先には梅の木があって、梅干しも作れます。
この庭園内だけで、生活に必要なものは全て揃っているとボランティアの方は言います。
昔の日本人が、いかに信仰心が強く精神的に高い民族であったかを目の当たりにしました。
遠くに見える悠々亭(ゆうゆうてい)
庭園の外にマンションビルが建っています。
それが庭園ごと池の水面に映っていて、まるで今と昔が融合しているかのよう。
腰が曲がった木(笑)
庭園を見下ろすコモ巻きされた松の木。
白龍泉
庭園内に滝が流れています。
どこだったか忘れたけど、広島市内を流れる6つの川のどれかから水を引いているのだそうです。
積翠巌(せきすいがん)
池の真ん中に浮かぶ、亀の背中に見える足場。
明月亭(めいげつてい)
月夜にお茶を嗜む茶室。
美しいものを愛でる日本人の感性が本当に好き。
海の浜辺に見立てて造られた場所
庭園の中にまさか海まで作ってしまうなんて…!
梅林
万両くらいしか咲いていないと言ったけど、お茶の花が咲くわ梅の花が咲くわ…!
やっぱり咲くのが早すぎてニュースになっているみたい。
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縮景園 梅開花 81年以降で最早 /広島 毎日新聞2015年12月16日 地方版
お茶の花も梅も、咲いてびっくりしたでしょうね。
「まだ冬じゃん!」てね(笑)
植物季節観測用標本木 うめ【主】 広島地方気象台
これ 私的に縮景園の目玉。
なんと縮景園には、広島の梅開花宣言を告げる木があるのです!
よそで梅が満開になっていても、この【主】の木に梅が咲かなければ、広島に梅の開花宣言が出ないそうです。
もう一つ【副】の木があって、そちらは【主】の花が枯れた時に、【副】が主となって観測対象になるそうです。
【主】はつぼみの状態でした。
梅の開花宣言はもう少し先になりそうです。
※1月3日現在
www.data.jma.go.jp
広島の気象庁が2月1日に観測した結果によると、今年の梅開花宣言は2月23日頃のようです。
でも今日、広島にいるWさんから、「縮景園の梅が満開だよ」ってメールがきた(笑)
【主】の花ももう咲いていたりして?
赤い梅は今にも咲きほころびそう。
タンチョウヅル!
模型ですw
植物季節観測用標本木 そめいよしの【主】 広島地方気象台
縮景園には梅だけでなく、桜やいろんな木花が観測対象に登録されています。
広島の春は、ここから開花宣言がなされるのだ~!
桜はまーだ咲く気配がありません。
よかった、桜まで咲き急いでいたらどうしようかと思った。
杮葺き(こけらぶき)の一部
杮葺きとは
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板厚はなんと2~3ミリメートル。
超薄!
ちなみに杮(こけら)は、柿(かき)に見えますが別字です。
非常に似ていますが違います。
そんなの、こけらを知らんかったら分からんわな。
タイピングの字じゃなおさら見分けつかんわな。
私が柿(かき)の字と勘違いした時のボランティアのおっちゃんの嬉しそうな顔、忘れんわ。
続く。