私が子供だったとき
私はどこへ行っても自分じゃ居られなかったから。
家にいても学校にいても
親や大人や同学年や
他人に気を遣ってばかりいて。
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私はいつも
いつだって
いつ 「自分」なのか分からない。
相手に返す言葉は本当に自分の言葉だろうか?
相手に返す反応は本当に自分が思っている反応なのだろうか?
そんなこと聞かれたって
考えたことがないくらいに当たり前にそれをしていて
考えたことがないくらい、それが当たり前だと思ってた。
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もし私が今の記憶を持ったまま過去に戻れるなら
当時の大人たち教えてよ。
私はいつ笑えばいい?
私はいつ怒ればいい。
私はいつ歌って
私はいつ自分が思ったことを言えばいい。
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私はどこで自分を出したらよかったんだ。
私は本当は
こんなに自分を出したかった。
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いま大人になった自分
私の願いを聞いてよ。
私が私で居られる場所を作って。
もしもこの世界のどこにも安心して居られる場所がないのなら、私がこの世界に私の居られる場所を作ってよ。
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何が好きなのか私に聞いて。
どんなことがしたいのか私に聞いて。
他人が何が好きかやどんなことがしたいのかなんて
私が私のことを知らないくせに知ろうとしないで。
私のことを知ってよ。
私は誰よりも「自分」に私のことを知ってほしいんだ。
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私は私が作ってくれた場所で生きたい。
安心して生きていきたいんだ。
私は私が作ってくれた場所で自分を表現したい。
何が好きかや何がしたいか
どんなことを思っているかや何を感じているかをたくさん表現したいんだ。
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このお守りたちには
そんな願いが込められていることを忘れないで。
素人作であることも
不格好で全然上手くないことも知っている。
だけど私はこのお守りたちが完成して、自分を表現できたことがとても嬉しかった。
その気持ちを忘れないで。