太陽しし座の人は
自分が何者であるかを演じ、表現しようとする者で在ろうとする人。
俺が楽しいとお前も楽しい。
お前が悲しいと俺も悲しい。
俺とお前は感じ方もよく似ていて
そこに居ると、どんな俺でも認めて受け入れてくれる安心感があった。
でも、本当は俺、気づいてる。
俺とお前、よく似てるけど
本当はちょっとずつ違うこと。
なあ、みんなは気づいてる?
俺たちはいつしか
よく似ていることを良しとして
違うことを悪だと思うようになったこと。
みんな同じであることが良いことだと思ってた。
俺が好きなものはお前も好きで
お前が好きなものは俺も好き。
みんな同じであることの心地良さは何にも代え難いけれど
なあ、それって本当に良いことなのか?
みんな同じで、みんな一緒がいい。
それは良いことなのかもしれないけれど
でも俺、このままずっとここにいたら
俺は俺が誰だか分からなくなって
俺が俺じゃなくなる気がする。
ここに居ればどんな俺でも受け入れてもらえる。
優しくされて、大事にされて。
そんな居心地の良い場所から離れようとするのは馬鹿のやる事なのかもしれない。
だけど俺、本当は
みんなが右手を上げるのが良いと言った場面で、左手を上げてみたかったんだ。
みんながNoと言う中で、俺はYesと言いたかったんだ。
そんな自分の本当の思いを、俺自身が表現したい。
俺は俺だ。
俺は本当はこんな奴だ。
俺は俺だ、他の誰でもない。
俺にしか表現できない自分を、俺自身が演じたい。
俺は俺で在る。
それを演じる。
例え、もうここに居られなくなっても。