太陽ふたご座の人は
知らないことや、知らないものを、興味を持って楽しめる者で在ろうとする人。
何もおうし座は最初から、物の名前や事柄を知っていたわけじゃない。
むしろ何も知らなくて
分かるものは好きか嫌いかや、自分の感覚だけだった。
最初はそれでよかった。
それで十分だった。
それだけで十分満たされたのに。
物足りないんだ、何かが。
内に向いていた欲が外に向けて疼き始める。
これは何だ?
なんていうんだ?
どうなっているんだ?
分からない
僕ってもしかして
本当は何も知らないんじゃないか?
ああ、ここには好きなものしかない、僕にとって心地の良い場所だったのに。
もう抑えられない、僕は行く。
おひつじ座に次いで、多くの人が進んで行ったその先へ。
そこで僕は、僕が知っていることを伝えて回ろう。
僕が知っていることを教えてあげよう。
僕が何も知らないように
僕が知っていることを、他の誰かは知らないかもしれないのだから。