子どもの頃から私ってば
納得いかないことが大嫌いだった。
私が「納得いかない」と感じることって
考え方だったり価値観だったり
そういうのが多かったかな。
「なるほど」
「そっか」
って腑に落ちれば
案外素直に言うこと聞くのよ、私。
納得すれば逆らったり歯向かったりしないし
案外コントロール簡単なのよ私。
でも
「なるほど、そっか」を促せる、
論理的に説明できる大人が
私の周りには誰一人いなかった。
誰も私を納得させられなくて
納得しない私は大人たちから見れば
反逆児、万年反抗期
生意気、頑固、意地っ張り
可愛くない
思い通りにならない困った子どもで
相当手を焼いたみたい。
納得してない私を、首を縦に振らせることが出来る方法が
なかったわけじゃないんだけど
誰も幸せにならないかもしくは
私一人が不幸にならなきゃいけなかった。
だってその、首を縦に振らせる方法は
力づくかもしくは
「屁理屈言うな!!」
の、それこそ理屈もへったくれもない
それさえ言えば私の口を閉ざせてしまう
呪いの言葉だけなんだもの。
あまりに便利だからか
大人たちはそのワードを
よく私に対して発動していた。
納得いかない
納得いかない
納得いかない
納得いかない
そんな私を見て大人たちは
「我儘、文句ばっかり」
と決めつけた。
悔しかったな。
「そうじゃない！」
って言い返したかったけど
できなかった。
子どもだから
言葉のボキャブラリー少なすぎて
「なぜそうじゃないのか」
を、説明できなかった。
悔しかったな。
私を一方的に決めつけられて
一方的に決めつけた私しか見ようとしない奴ら
いつか私と同じ目に遭わせてやると思ってた。
（そんなことできるタマじゃなかったw）
納得いかない
納得いかない
納得いかない
納得いかない
今なら分かるよ
本当はどう言いたかったか。
誰か私を納得させてくれ
私にはどうしても
私が間違っていると思えないんだ
私が謝らなきゃいけない理由が見つからない
なのに私が謝らなきゃこの場が収まらないみたいなんだ。
どうしてだ
なぜ私が悪者なんだ
納得できない
理不尽で筋も通ってない
説明もされない
なのに納得しろと
理解できないのに反省しろという
なんなんだ
なぜ私がこんな目に遭わなきゃいけないんだ
納得できない
納得できない
お前ら許さない
一生憎んでやるからな。
……怖（笑）
でも本当にそう思ったよ。
子どもだからって
勉強できないからって
論理的に説明しても理解できないなんて決めつけないで。
もしかしたら私は
大人のあなたたちより
理解力があったのかもしれないぞ。
今となっては分からんがw
そんなことを
思い出していたのでした。
