椅子に座って、ゆっくりお茶を飲んで、ふと見上げるとこんな景色が目に映ります。
お母さんの気持ちに気づいてすぐに、リースとてるてる坊主を作ったのです。
夢中で、夢中で
がむしゃらでいっぱいいっぱいで。
でも、母さんのことは常に頭にあって、なんとも言い難い気持ちで目尻が痛くなった。
「楽しい、ワクワクする!」って気持ちじゃないのに、選んだレース糸はどれも心を慰めてくれるような優しい色。
私、とてもそんな気持ちで作ったんじゃないのに。
好きで作る時ほど失敗するのに、一回も失敗せずにできてしまった。
まるでこうなることが分かっていたかのように。
この小物たちには
私のどんな思いが詰まってるの?
作った私にも分からない、説明できない形が
今こうして存在してる。
これも一つの在り方かもしれない。