ボランティア後のお楽しみタイム。
パンを食べながら、岩手のことを思いだす。
たった2日でジャンクなものが食べたいと音を上げたこの体に、田舎暮らしは無理だろう。
都会で「命をいただく実感」を感じるのは難しい。
食材は人の手によって加工され添加され、原型を留めず私たちの手に渡ってくる。
本気で命を感じたいなら、少なくとも半年は田舎に篭って、自分の手で土を耕して、自分の手で作物を育てて、自分の手でもいで、自分の歯で齧って、自分の力で生き抜いて。
それくらいしないと分からない気がする。
このパンに使われている枝豆やかぼちゃ、茄子、小麦、豚は誰が育てた?
誰が育ててくれたおかげで食べられる?
田舎で生きる者は田舎で、都会で生きる者は都会で果たす使命がある中で、いま都会に生きる私は、お金を出せば当たり前に食べられると思わず、誰かのおかげで生かされていることを忘れずに居たいなぁ。