築庭四〇〇年……今から400年前……1616年……元和2年……こちらのサイトによると伊達政宗の名前が出てくるってことは……戦国時代!?
ひぇ~広島にそんな昔の庭園が残っているんだぁ~。
名勝 縮景園入り口
冠木門(かぶきもん)
まだ入っていないのに、もう素敵な景色が見えてる♪
受付?で入園料を払って、現代から戦国時代にタイムスリップ~(^0^)/
入ってすぐに、ボランティアで縮景園案内をしているという男性に声をかけられ、一緒に庭園を見て周りました。
ボランティアの方と一言で言っても、人によって得意分野があるそうです。
縮景園内に咲いている花に詳しい人や、歴史や文学に詳しい人。
今回一緒に周った方は文学に詳しい人だったので、広島の様々な時代背景を、縮景園の景色を見ながら感じることが出来ました。
約1時間かけて、ボランティアの男性と庭園を一周し、入り口に戻ったところで解散しました。
いろんな話が聞けてとても楽しかったです、ありがとうございました(*^^*)
解散後は、一人でもう一度庭園を周り、改めて写真を撮りました。
ボランティアの男性に聞かせてもらった話を載せたいけど、情報が多すぎてまとめられないので諦めます。・゚・(ノ∀`)・゚・。
その代わり?、写真をご覧になって思い思いに感じてください♪ヽ(´▽`)/
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ボタン園
わら傘が並んでると思ったら
寒さ対策をしたボタンの花でした♪
大きな花弁が可愛いな~(*^^*)
丸く手入れされた葉っぱの小道
私は小道といえば、不思議の国のアリスのような世界観が好きだけど、日本庭園の小道も味があっていい♪ ひょっこり狐のお面被った童子が出てきそう(笑)
赤い実をいっぱいつけたマンリョウ(万両)
この赤い実には、万両・千両・百両・十両・一両の種類があって、縮景園に咲いて(実って?)いるのは万両だけなのだそう。
種類によって実り方が違うみたい。可愛い♪
去年の6月、岡山県の後楽園に行きました。後楽園がとても広い庭園だったのに対し、縮景園は狭い敷地に素敵な景色をぎゅっと詰め込んだような、まるで箱庭のような庭園です。
縮景園は面積は狭いけど、その代わりどこを見ても絵になります。
今は冬なので万両くらいしか花は咲いていませんが、ここに雪が積もると絶景だろうな。見てみたいな〜♪
コモ巻きされた大ソテツ
遠くから見ると、巨大な生姜に見えます。
藁で木々をぐるぐる巻きにすることをコモ巻きというそうです。
なぜこのようなことをするのかというと、木の表面についている虫が、寒さを凌ぐために藁の中に篭って暖を取るそうです。
そして春になるとコモ巻きを解除して藁を焼けば、虫が駆除できるという、昔の人の知恵。
他の木々に比べて大げさなまでにぐるぐる巻きにされている大ソテツ。よっぽど虫に好かれるのかしら?
オガタマノキ - Wikipedia
漢字で書くと「招霊」で、おぎたまから転化したものだそう。
かの有名な日本神話の「天岩戸」の話において、天照大神(アマテラスオオミカミ)の天岩戸の前で舞った天鈿女命(アメノウズメ)が手にしていたとする説があるそうです。
天鈿女命が持っていたのはこの木の葉っぱだったのかぁ~!
神話にも通じているオガタマノキは、3月4日の誕生花だそうです。
3月4日生まれの皆さまおめでとうございます!
銀河渓の橋梁(きょうりょう)
向こう岸に渡る架け橋。
手すりも何もなくて、お客さんによっては「危ないんじゃない?」と言う人もいるのだそう。
でもこれは、遠くから見た時に風景を損なわないようにするため、あえて足場だけというシンプルな造りをしているそうです。
隅から隅、細部に至るまで細やかな計算がされていて、日本の美意識を感じてため息が出ます。
なんて美しいんだろ~(*^^*)
でっかい灯篭
こんなのがお庭にある日本家屋って、今じゃもう珍しいかもしれません。
これはさすがにでかすぎるかな(笑)
有年場
向こう側が山のようになっています。
これは富士山をイメージして造られたそうです。
庭園に富士山を造っちゃうなんて、粋なことをするんだねぇ!(^o^)
キノコみたいな屋根のところに座って、のんびり景色を眺めてみました。
今はもう、遠くを見てもビルやマンションばかりですが、昔はここから美しい瀬戸内海が見えたり、四季折々の表情を見せる山々が見渡せて、大変美しかったのだとボランティアの男性が言っていました。
この地のものではない、遠くの景色を背景として取り入れること、これを「借景」というそうです。
ここから臨む瀬戸内海ってどんなふうだったのでしょう。
今はもう、想像するしかありません。
夕日が海原に反射して、とても美しかっただろうな。
長いのでいったん切ります。