私、仕事していてよかった。
仕事がなかったら、現実に戻ってこれなかった。
鬼滅の刃の考察サイトや動画、それくらい楽しかった。
なんであんなに人気なのかちょっと分かった。
過去にもこんなことがあった。
表で語られる話より、語られぬ裏の話とか
答えがないからいかようにも想像できるし妄想できる、そんな作品とか
そういうのにたまらなく引き込まれることが何回かあった。
それは他人との関わり方にも影響して
人が隠しているものを覗いたり暴いたりして
めちゃくちゃ嫌われたこともあったりして
妄想では許されたことが現実では許されないことを、何度痛い目見ても分からないような馬鹿だったから
興味は現実よりも妄想に比重が行って
現実への興味がやたら薄くなってしまっていたりして。
ようやく現実を犠牲にしてはいけないと気づいたけど、本当は今も、妄想に居たい。
現実は大事だけど、興味自体はあんまり強くなってない。
仕事しないと生活できない。
家事しないと部屋が片付かない。
そういう現実がなかったら私、戻ってこないだろうな。
私が惹かれるのはいつだって、語られる物語より語られぬ物語の方だった。
エジソンが発明した電球よりも、エジソンがなぜ何百何千回失敗しても諦めようとしなかったか
その時何を思っていたのか
そっちのほうが私にとっては重要で
それを知ろうとすれば「エジソンが本当はどういう人間だったか」を知ることになるわけで
それを知ることになるまで探るのをやめない私は、あなたの踏み入って欲しくない領域にも
あなたのペースを考えず踏み込んでいくわけで。
「嫌な奴」ってやつで。
「ただ理解したいだけ」
という欲求を、現実に向けたら反撃されるか
ら、反撃してこない妄想にぶつけてる。
今私は、現実に対して
物凄い欲求不満なんだと思う。
いや、ずっとずっと前から欲求不満なんだと思う。
私以上に嫌な奴、どっかおらん?