負けたということは
こちらの言い分が間違っていたということ。
弁護士さんに言われた一言が強烈で(私にとって)
痛すぎてボロボロ涙が出てきて止められなかった。
私ね、弁護士さんに、自分の代わりに相手に謝罪してもらおうとしたんだ。
浅ましいでしょ。
そしたら返ってきたのが
「自分がしたことなんだから自分の口で謝らないと」
物凄く全うで正論で当たり前の事を言われた。
私が一番向き合わなきゃいけないところで、今まさに逃げているところ。
「自分自身で相手と向き合う」。
弁護士さんそれは
かつての私の願いだったんだよ。
私ずっと向き合いたかった。
この相手と
心と心で向き合いたかった。
でも諦めたんだ。
過去の出来事が重すぎて
価値観が違いすぎて
なのにお互い鬼のように頑固で
絶っっ対に自分を曲げないし譲らないから
向き合えば修復不可能なレベルの冷戦になるし
関わっていくにはどちらかが折れ続けなければいけなかった。
あなたにとって大事なのは「事実」と「証拠」、それに基づく「信用」。
私にとって大事なのは「日々のコミュニケーション」と「人間性」、それに基づく「信頼」。
ね、全然違う。
大事にしているものが違うから
どれだけ話し合っても平行線だし
向き合えば向き合うほど分かり会えなくて虚しくなるか
どちらかが自分に嘘をついて相手に合わせなければいけなくなる。
そんな相手と向き合おうとするのは、どうしたって勇気が要る。
私が自分の非を認めれば、相手はそれに乗っかって慰謝料を請求してくるかもしれないし
私が自分の非を認めて謝っても、相手は「自分も悪かった」とは、きっと言ってくれない。
それでも私、自分の口で自分の非を認め、相手に謝りにいく?
いく?じゃない。
自分が撒いた種だもの、自分で刈らないといけないよなぁ。
きっとフルボッコにされるだろうな。
想像しただけで痛い。
痛いよ、痛い。
血を分けた肉親だよ、大事に決まってる。
でも共には生きていけない。
またここでも、道が分かれていて
大事な人との何度目の別れになるだろう。
あーやだやだ
別れてばっかり。
人生ってほんと辛いことばっかだよなぁ。
そして
それが人生なんだよなぁ、私の。
それでも私、生きるしかない。