今日もどこかで生きている

生まれてきてよかったと思える人生を。

今日もSNSのどこかでお会いしましょう。

キッズ用ドレッサー

スリコで

キッズ用ドレッサーを買ってきました。




木製でかっちりしてて

キッズ用のわりにしっかりしてるなと思う。

売場的に

クリスマスプレゼント用の商品だったんじゃないかしら(笑)



正面から見るとこう。



鏡を立てるとこう。

服が映り込むのはしょうがない(笑)



引き出しを開けるとこんなかんじ。


生まれて初めて自分用にドレッサー買ったけど

出だしがキッズ用て

ほんと、幼少期に満たされなかったものを回収していって

少しずつステップアップしていこうとしてる感じだな。


でもキッズ用だからって馬鹿にできない。

作りがほんとにしっかりしてて

全然ちゃちくない。


子どもの頃にこんなんもらったら

私、どういう反応したかな。

内心むちゃくちゃ嬉しいけど

こんなの私に似合わない!

って拗ね散らかしてたかも。


拗ねが酷ければ酷いほど

本当は欲しい の裏返し。


やっと手に入れたよ。

可愛く綺麗になりたいために

必要だと思っていた道具

手に入れるのに37年もかかっちゃった。

(それも出だしw)



コスメ入れてみた。




ふおお…

(⁠〃゚⁠3゚⁠〃⁠)

一気にドレッサー感出てきた。


これ私の。

私専用で

私のスペース。

私ここで

お化粧したりクリーム塗ったり

髪を整えたりするようになるのかな。


いや、なる。


さっき鏡の前で

メディカルクリームを塗ってみた。


いつも顔なんて見ないで

ベタベタ感がなくなるまで塗り込んでいたけど

鏡を見ないで塗るのと、見ながら塗るとじゃ、

全然違う!


このむず痒さがこみ上げるような感覚

何だろう!?


えええ

この感覚

洗面台の鏡や

コンパクトミラーじゃ出てこない。


ドレッサーの前でクリームを塗るの

凄い………かも。



そういえばまだ幼い頃

お母さん、大きなドレッサー持ってて

ドレッサーの前で化粧してた。

子育てが忙しくなってきたのか

化粧どころか

ドレッサーの前に座ることもしなくなったけど…。


もしかしたらお母さん、

ドレッサーの前に座っている時は

女だったのかも。


女……

女の時間…

自分が女であることを実感してた?



物心ついてからのお母さんは

化粧もファッションも全っ然女っ気がなくて

子供心に

「もっとおしゃれすればいいのに」

なんて思ってたけど…


元々お母さんは

化粧もお洒落もする人だった。

20代の頃の写真なんて

普通に20代の女の子。

デートの服も大学の友だちと遊ぶ服も

ちゃんと20代の女の子だった。



改めて

子どものために

女の自分を諦めたんだ……と、

お母さんのこと、なんにも分かってなかったって

つくづく思った。



なんだか

自分のために化粧したり

おしゃれをしたり

するのって

腹に力が入らないかも。



それよりも

お母さんが諦めた女を

娘である私が

もう一度

頑張ってみてもいいだろうか?


もう37だけど。

(あと2ヵ月で38)



遅すぎると思うけど

お母さんが諦めたかもしれないもの

できる限り

拾っていきたいと

思っているんだ。



そんなことお母さんは望んじゃいないと思うけど。

だから

自分の意志でやりたい。

やるなら

自分の意志だ。







あなたみたいになりたくないと思ってた。


でも気づいているんだ。


私の行く道の先にはあなたがいて


あなたが負いきれなかったものを私は拾い集めて


この道は、あなたや私が歩いて踏み固めて


道にしていく道なんだ。



私が最後で、もう誰も後に続かないかもしれないけど。



私が最後かもしれないから

一つでも多く拾っていこう。


お母さん、私

今からでも女を頑張ってみる。