今日もどこかで生きている

生まれてきてよかったと思える人生を。

今日もSNSのどこかでお会いしましょう。

合否の行方

誰かそばに居てほしい今

私は一人でいる。



今、私はすごく怖い。



自分で選んで

自分で進めてきた結果が

ついに出る

そういう日が

ついにやってきたからだ。




全然大した話じゃない

7月13日に受けた

職業訓練校受講面接の

合否結果が届くだけだ。



nonamed.hateblo.jp




全然大した話じゃない

でも私にとっては

今すぐ逃げ出して

全部無かったことにして

全て消し去りたい

それくらい怖いことなんだ。




子供の頃

私には爪を噛む癖があった。

爪を噛んで

噛み千切って

ちょっとでも伸びてくるとすぐ噛んで

いつも血が滲んでて

ボロボロで

「そんな手で恥ずかしくないの!?」

「あーあ、マニキュア塗れないね」

って

周囲から責められても噛む癖をやめられなかった

ボロボロで汚い深爪だった。



結婚が決まってすぐ

ボロボロの爪を見られるのが恥ずかしくて

噛むのを無理やりやめて

噛まないことに慣れて

それで爪を噛むことはしなくなった。




それがいま

とてつもない不安が襲ってきて

胸の辺りが不快で気持ち悪くて

不快を誤魔化すために

両手指の爪を全部噛んだ。


久々に

血が滲んでボロボロになった

自分の爪を見た。




すごい悲しみが襲ってきた。


子どもの頃の私が

なぜ爪を噛んでいたのか分かってしまったから。




幼い私は

小さい私は

毎日

毎日が

不安で怖くて

怖くて仕方なくて

今すぐ逃げ出したくて

今すぐ無かったことにして

今すぐ消え去りたくて

そういう気持ち

恐怖を

何年も何年も感じ続けていたんだと

ようやく分かったからだ。




この怖さ

私を抱きしめて

「大丈夫」

と言ってくれる存在が

いなかったこと


恐怖で動けないときほど

誰もそばにいないこと


幼い私には

爪を噛んで

恐怖を痛みにすり替えて

耐えるしか

今を生きる術がなかったんだ。



それくらい

幼い私にとって

この世界

そして

生きることは

耐えられないほど怖いものだったんだ。




そんな私を

私は勝手に終わらせていた。


終わったことだと

勝手に思って

無かったことにしていた。






終わってない


ある


逃げるな



誰かにいてほしい時ほど


私は一人


誰かに一緒に負ってほしいものほど


誰かじゃ駄目なんだ。






8月8日に

郵送で届くはずの合否結果が

未だ届かない。


明日は届くと思いたい。



その封筒に入った結果が

どうであっても

私は一人でその結果を受け止めようと決めた。


誰かにLINEしたりしないし

誰かに電話することもしない。


私が負う

私が決めて

私が起したことに対する結果は

私が負うんだ。



それに知ってるもの。

私の身に起きている

私が負えないほどの

辛いことや、悲しいこと

残念ながら私は

私以外の誰かが負えたところを

見たことがない。



私に起きていることの

私が辛く、苦しく、悲しいことは

私以外に負えないことを

もうね、嫌ってほど知っている。



それに私は

一人だけどひとりじゃない。



私が感じているこの怖さを

誰も分かるわけないと思っていたけど


たった一人

分かる人がいるんだ。



爪を噛んで耐えていた

過去の私。


子どもの頃の私。



幼くて

恐怖に耐えられるほどの強さなんて

全く持っていなかった私に


大人になった私がいま


「お願い、一緒にいて。助けて」


って、縋ってる。



この怖さを

襲いかかってくる不安、不快を

知っている存在がいる。


それが今の私には

本当に心強いことで

すごく救われたことのように思う。



不安や不快が消えた、わけじゃないけど


一人で乗り越えるんだと

思っていた心境からすれば


だいぶ救われてると思う。




過去の私に


何もできない弱い私に


私はいま、

みっともないほど縋ってる。





久々の深爪。


深爪って

シールは剥がせないし

重たいもの持つと痛いし

何かちょっとでも触れると痛いし

こんなに不快だったんだと

今さら驚いてる。


この不快さに

よく慣れてたなと

今となっちゃぁ

信じられない

って思いの方が

勝る。



多少の痛み、不快さに

慣れて何も感じなくなっていた私は

強いと誤解されて

酷いことも平気で言われて

何かあれば頼られて

なんだかもう、自分が何なのか

分からなくなって


消えたい

居なくなりたい


って思う理由すら

ワカラナイまま

ずっと

消えたい、居なくなりたい

って、思ってた。


本当は死ぬほど怖かったし

誰かに「大丈夫」って言ってほしかったし

怖くなくなるまでそばにいて欲しかったのに。




明日はきっと届くだろう

合否結果


明日こそは

ふたりで受け止めるから。



泣いてもいいよう

ティッシュ置いとくし

ヤケになってもいいよう

お酒とお菓子買い込んだ。



いつでも来いや

明日はずっと家にいるっ。